electricalな、あまりにelectricalな

個人的に気になったバンド、楽曲などを紹介していく予定です。

怪しさ満点A=432hz信仰?いなたい夫婦バンドDream Machineに想いを馳せる。

かれこれ20年近くロックンロールと言うものを聴きながら育ってはいるものの、音楽の専門用語や演奏技法などが全く分からないままオッサンになってしまった。


裏拍?8/5拍子?リバーブにピックアップにハムバッキング・ノイズが云々と………
わからん、わからんぞ!けど、なんか語感がカッコいいから分からんけど知ってるフリして乗り切ろう!


そんな感じで早10数年間、難しい音楽用語は調べても良くわかんないから調べる事もせず、学生の頃は知ったか口にしていた黒歴史


そんな中、Bandcampで中々のセールスを誇っているDreamMachineがまだよく分からない音楽用語を信奉していたので調べてみた。


Dream Machine - "I Walked In The Fire"
DreamMachineはMatthew Melton(Vo/Gt)とその妻であるDoris Melton(Vo/key)を中心に17年に結成したバンド。

夫のMatthew MeltonはBare WiresやWarm Sodaなどと言った日本ではほぼ無名だけど、アメリカではそれなりの認知度があるパワーポップ・バンドのフロントマンだったらしい。

Dream Machine - "Run of the Mill"
しかし、DreamMachineは全くもってパワーポップ感など感じさせないビックリする程の60's〜70'sオールドロックを世襲。嫁の趣味なのか元々の自分の趣味なのか分からないがDoors、Allman Brothers Band、初期Black Sabathをごちゃ混ぜにした様なサウンドは、そこら辺が気になる方にはピタッとハマるはず。


そんな中で彼らのHPに、"A=432hz"と言う見たことのない単語が頻繁に出でくる。

どうやら、周波数を表す言葉らしい。チューニングで鳴らす音を変えるそうなんだが、読んでも分からんからパス。(比較動画も見たけど、自分の耳ではよくわからないです)

A=432hz vs A=440hz Tuning Comparison Test

このA=432hzの面白いところは技術的な所よりも色々考察文献などを見てみるに、オカルトちっくな話がチラホラて出来て怪しさ満点な所。

ナチスドイツが洗脳の為に現在主流となっているA=440hzを使用した!それは日本を堕落させる為に戦後アメリカが利用している!!全てはロストチャイルドの陰謀だ!的な話まで飛び出し、音楽用語と言うよりムー的なオカルト用語と思っておいて良いみたい。

そんな少しオカルト夫婦が奏でるオールド・ロック(Matthewの目つきのヤバさは近寄るより遠目で見ておきたいタイプ)と言う部分において、ある意味イロモノっぽさも多少あるものの、そこを逆に楽しんで聴くと良いかもしれない。ムーをお供に読むと更に怪しさに浸れるかも可能性大。もしかしたらオカルトから帰ってこれない可能性もあるので用法容量を適切に自己責任の上、拝聴を。