electricalな、あまりにelectricalな

個人的に気になったバンド、楽曲などを紹介していく予定です。

キモカッコいいとは彼らのことだ!最先端プログレ&ポップスバンド"クウチュウ戦"を聴け!

…記事の出だしから酷いタイトルである。

クウチュウ戦が好きな可憐で純粋無垢な淑女の方々ごめんなさい。悪気は無いんです、たぶん(汗

 

 キモカッコいいバンド、という言葉のイメージするバンドは人それぞれだと思うけど、自分も含めアラサーに片足突っ込んでるオッサンが最初に思いつくのはゆら帝だろうか?

 

ロックは表面的なビジュアルだけじゃないぜ!という、演奏技術の高さと楽曲の良さ、そして観客を虜にする場の支配力を持つ彼らは間違いなくカッコいい。


ゆらゆら帝国で考え中 MV

それでは件のクウチュウ戦はどうか?

 

正直、トータルのビジュアル面は悪くない。

基本、女子ウケが良くないと言われるロン毛率が半分以上を占める中、中々の検討振りだと思う。

 

では、何が”キモい”のか?

 彼らを知らない人がどれだけこのブログを見るかわからないが、とりあえず彼らの曲のMVを見てもらいたい。

 …言いたいこと分かってもらえるかなぁ~(-。-;

自分が最初にこれを見たとき「うわっ…」と思ったんだよ……。

 

この気持ちを無い頭捻って色々考えた結果、一番ソフトな表現として表すなら、”自分に酔ってる感”がキモいのだ。

 

その一翼を担うのがバンドの顔を務めるVo./Gt.のリヨである。

MV「追跡されてる」は、映像作品として彼のナルシスズムが遺憾なく発揮されている作品であり、それは楽曲を含めて完璧に完成されている傑作だ。(特に1:50過ぎの流し目はヤバい)

 

しかし持論だが、表現者にとって”自分に酔える”というのは、全然悪いことじゃない。

作った楽曲や演奏に自信があって、それを公の場で表現したいと思う人間が中途半端なパフォーマンスを行ったとしたら、それこそダサいしかっこ悪い。

 

正直、リヨのパフォーマンスは少々度を行き過ぎた感がでているけど、それを含めてバンドのプログレッシブな楽曲のイメージが持つ耽美主義的な部分と合わさって実にカッコいいのだ。

 

楽曲としては彼らの共通のルーツである70年代プログレにVo.リヨが敬愛する井上陽水などの70年代のニューミュージックや歌謡曲が持つポップさ、童謡のような独特な浮遊感が特徴的な歌詞etcetc…

 

正直この手のバンドって70年代以降のプログレバンドにいなかった訳じゃ無い。

アー写を見て最初の印象として頭に浮かんだのはファーイーストファミリーバンドみたい、と思いました)

 

けど、"その時代の表現方法しかなかった"プログレバンドと違い、40年近く経って"色々な表現方法を身につけている"プログレバンドだという所。

EDMが幅を利かせている現代から70年代のプログレとニューミュージックにグイグイ寄っていってる所がある意味目新しい。

 

プログレ自体に馴染みの無い10代〜20代の学生さんにもポップス寄りな楽曲というだけでも取っつきやすいんじゃないだろうか?

 

プログレ隆盛時に引けをとらない楽曲センスと、それに加えて溢れ出すVo.リヨの”キモカッコよさ”。

 

すべてが魅力的であるし、今後の活躍も十二分に期待ができるバンド、クウチュウ戦には今後も注目していきたいと思います。

 

正直に言うとこのブログ、この記事が書きたいが為に立ち上げた部分がかなり大きいんです。

普段なんでも受け手な怠惰な男にそれだけの行動力を持たせるモノがこのバンドにはある、と思ってます。割とマジで_φ(・ω・

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